◆出会い(多分2001年1月)
思えば今から2年前、そろそろ車を買うかぁ、と車選びをし始めた頃・・・2000年のトリノショーでデビューした147の写真に一目惚れして「よし!これだ!探してたのはこの車だ!この車を買おう!その為には、転職せな!」とただ「車を買う」なんて理由だけの為に今の職場に転職した私。
しかし、147に一目惚れをしてこつこつ車の購入資金を稼いでいる間(というよりもまだ正規ものとしては市販されていなかったし、販売開始されても初めはセレのみの設定だったので、ひたすらMT車の正規販売開始を待った、ということもある)、147を買うことに対して何度も迷った。なんたって初めて買う車なのに所謂「イタ車」だ。絶対トラブルがあるに違いない。「ある程度の覚悟はいるメーカー」という雑誌等の記事を見るたびに、やっぱ自分には無理かなぁ、車のことなんにも知らないし...と。なにより、私にとって車とは、日常生活で無くてはならない生活必需品だ。生活の足である。しょっちゅう故障で動かないのではお話にならない。
どうしてもアルファロメオという車は「壊れる」イメージがつきまとう。
弱気になった私は万が一を考えてちょっと他メーカーでいろいろ候補を絞りこんでみた。本命は147としても、もし諦めてしまった場合、じゃあ無難なところでどの車買う?(無難=日本車)と考えあまり詳しくない私が候補に入れたのは、

 

1位:アルテッツァジータ
2位:インテグラタイプR
3位:ゴルフGTI
4位:インプレッサスポーツワゴンもしくはWRX
5位:ランサーセディアワゴン
その他:プジョー307もしくは206

ようは、荷物を乗せるラゲッジルームが広い車であること=ワゴンもしくはハッチバック、が一応の条件。(なんか違う車も混じっているけど・・・)そして、ある程度走る車であること。色は赤。理由は、ただ単に私の一番好きな色だから。その車に赤が似合わないもしくは設定されていなければ、黒。
でも各メーカーのカタログを取り寄せて見ても結局どれも買う気になる程には魅力的に感じない。というよりも、147のあのハニワ顔が頭をちらついて思考を邪魔するのだ。
そうやって147デビューから2年。その日は突然訪れた。
2002年10月、まさに運命の出会いである。(大袈裟)

◆最初のディーラー見学:アルテッツァ (2002,10,12)
初めてのディーラーまわりということでとりあえず、とお約束のトヨタネッツへ向かう。「ディーラー」というものに入ること自体もしかしたら初めてかもしれない。お目当てはアルテッツァジータ。しかしやはり、人気がないのか展示車はなく、あるのはヴィッツ、アレックス、bb、ヴォクシー等。あった!と思ったら、誰か...多分従業員の所有車。ふらふらっと店内に入ると、「やはりこのくらいの年齢の女性はヴィッツで決まり!」とばかりやたらヴィッツをすすめてくる営業のおじさま。
「あのー、いいなーって思ってるの、これなんですけど」と、強引なヴィッツ作戦に閉口した私は、横に置いてあったアルテッツァのカタログを指差しながらにっこり笑って?宣言した。すると、え?と意外そうな表情。そして黙り込む営業のおじさん。「・・・あ〜・・・高いですよぉ。あまり人気もありませんし。ヴィッツにくらべると倍ぐらいしますし」いや値段くらい知ってますって。ていうかなんでヴィッツ基準にしゃべるんだ、この人???結局試乗車は置いてないらしく、ナビ取付け中で置いてあった納車待ち中の車の運転席に少し座らせてもらった。が、特に感慨もなくしっくりこない。走れば早そうだけど・・・。結局見積もりを適当にもらって退散した。

◆アレーゼのお店初体験! (2002,10,19)
最初の一目惚れから2年近くの年月が経っていたが、実は今日まで実物の147を見たことがなかった。街でも見かける機会もなかった為、間近で実物を見られる喜び、期待は勿論あったが、密かに「もし期待をしてる程感慨がなかったらどうしよう・・・」という不安もあった。が、今日は満を持してついにアレーゼへアルファ147の実車を見に行くことにした。
初めてのアルファ。初めてのディーラー。店がまえはわりと小さく「ディーラー」というより、「車屋さん」という感じ。(いや、イメージね)
その入り口には・・・・・・いた!147!しかも赤!
うわっ、本物だ!どうしよう!本物だ!どうしよう!むっちゃかわいい!!!!!
お店に入るなり147へ一直線に駆け寄り車のまわりを3周するあやしげな影。「どうぞ中に座ってみて下さいよ」と店員さんに言われ運転席へちょこんと座ってみる。するとなんだかいいにおい。国産車の新車とはまるで違う。これが噂のにおいかぁ?感嘆のため息を連発しながら車のまわりをうろちょろしていると、ディーラーの方がつつっと寄ってきて、「試乗してみます?」「えっ、いいんですか???!」「どうぞどうぞ、じゃ、このアンケート記入して下さいね」...なんか想像と違って結構きさくだなぁ。そして一路雨のなかのドライブ、じゃなかった試乗へ。試乗車は赤のセレスピード。狭い道と国道の混雑で充分とは言えない試乗だったけど、初めての運転で緊張した免許証とりたての気分。セレの運転の仕方を教わるも、混乱ぎみでかっくんかっくん運転。道が混んでいて十分堪能したとは言いがたいものだったが、私はもう既にその147の「色香」にどっぷり浸かってしまっていた。147、ごく普通に「乗用車」なのに・・・なんだこれは???ハンドルを握る両手から、アクセルを踏む右足から、運転席のシートから、室内の空気自体からも、とても甘い波動が伝わってくる。不思議な感覚。
そしてその後、延々と営業の方のお話をきくこととなる。1週間前にメールで見積もりしてもらった時点で2.0TSのMT、値引き10万円。営業の方の話によるとせいぜい13.4万円の値引きが精一杯です、とのこと。やはり強気。今日のところは試乗とお話し(イタ車にのる際の心構えみたいなものとイタリアのすばらしさについて語ってくださった)で帰ることにする。なぜって...脱線話が長いんだよ、とにかく!大体の価格が分かっただけでいいやと思い、店頭では見積もりをもらわずに帰る。でももう実際に見て試乗しただけで先週のアルテッツァは頭から追いやられてアルファ一色に。欲しい。

◆147注文書にサイン! (2002,10,26)
「アレーゼのお店初体験」から一週間後、前回行ったディーラーは車で1時間以上と遠い為、家から高速で30分弱の名古屋市内のアレーゼへ。なんだか前回のディーラーと違い敷居が高そうな店内。展示車もところ狭しと7、8台。
そこに置いてあったのは、なぜかジェムグリーンの147。これもまたかわいい色だ。が、私が買うのは「赤MT3Dr!」と心に決めていたので展示車見るのもそこそこに、さっそく見積もりしてもらうことにした。そして、値切る!結局、MT3Drに、DVDナビとウィンドウフィルム、ナビのフィルムアンテナ、ショートアンテナを付けて諸費用込みの320万円ジャスト。結局17万円くらい値引きをしてもらったのだが、これってお得だったのかしてやられたのか...。きっと、してやられたんだろう・・・やはり。「う〜〜〜っ、わかりました!今日注文していただけたら、この端数全部切り捨てます!もう限界です!この値段は今日限りです!」と甘い誘惑にまんまと引っ掛かり、即日で注文書にサインしてしまった。自分的には、その日まだそこまで話をすすめるつもりなかったのに。在庫は横浜にあるので11月中旬には納車できます!と人気車らしからぬ(?)素早さに腰のひける私。
「あ、でも納車は12月でいいんですけど...べつにそんなに急いでないし...」
「わかりました!じゃあ納車の日までこちらで大切にお預かりします!」

◆Alfa147 納車! (2002,12,14)
2002年12月14日。
記念すべき日。ついに147納車である。
約束は11時。担当の方が家まで納車にやって来てくれる予定だった。が、来ない。11時半。来ない。
・・・おい?
もしかして、運ばれてくる途中で私のかわいい147の身になにか起こったのか?!
と不安にかられたその時、担当セールスさんから電話が入った。「ごめんなさい!道に迷っています!目印が、ないんですけど!」
・・・そりゃ田舎だからね。
さんざ迷って結局、到着したのは12時すぎだった。待ちに待ったかわいいわが子は
車搬送用のトラックに乗せられてやってきた。「赤いへんな顔の車」はとにかく目立つ。散歩中のおじいさんおばあさんがなんだあれ?という表情で振り返る。トラックから降ろされ家の前に降り立った147。・・・・・・かわいい。
    
驚いた。晴れてはいるけど12月の寒空、しかも今日は風が強く特に冷え込んでいる。そんな中、なんと約1時間もの長い納車説明を受けた。弟の車の納車(国産車)の時は説明らしいものは一切なかったらしいのに。エンジンのかけ方からボンネットの閉め方まで、「アルファ独特な?」箇所の説明だ。そして最後に書類にサイン。初めての自分の名義。初めての車。これで晴れて私もアルファオーナーだ!!
どうせだし、とお昼はイタリア料理屋(お約束!)へ。さてどこ行こうかな?初日であまり知らない所で行くのもちょっと勇気がいるので勝手知ったる南知多師崎へ。高速の入り口で緊張して思わずワイパー作動。うぎゃ!そして夕焼けのきれいな海へ。といっても私の感心は海より自分の車。うきょきょっと時々思わずこぼれる喜びの声。さぞかし対向車の人に「...あの子大丈夫か?」と頭の心配をされたに違いない。恋い焦がれて約2年。ついに私の元にやってきた147。そのなんとも言えぬやわらかい曲線を描く車をうっとりと見つめながら、この車は長く
大切に乗っていきたいと強く思った。
そうして12/14は私にとって特別な日のひとつとなった。

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