0026 今はもうだれも (2004/4/27)
有名ドコロが続きますが、今回はアリスです。

あんなに当時売れたし、私も仲間内でしょっちゅう歌っていたのに、持っているレコードがこの『今はもうだれも』のシングル一枚だけ。よってホントは『遠くで汽笛を聞きながら』の方が好きなんですが、このタイトルでお贈りしたいと思います。

1975年ってコトは私が中学三年生の時に発売された曲だったみたいです。ギターを覚え出した頃ですので、練習曲としてよく弾いていたんでしょうな。出だしのトコロの♪チャカチャ〜ン!チャンチャチャ〜チャンチャチャカチャ〜〜〜!チャカチャ〜ン!チャンチャチャ〜チャンチャチャカチャ〜〜〜!ってのがカッコ良くてよく真似したモノです。しかし文字で書くとカッコ良くないですな。どっちかって言うと不様に感じる。『演歌チャンチャカチャン』みたいじゃないか…。

さてこの唄はご存知の方も居られるかと思いますが、アリスのオリジナル曲ではないんですな。他の唄は殆ど谷村新司と堀内孝雄で作ってはるんですが、この曲だけは佐竹俊郎って方が作っておられます。名前が良いですな『佐竹俊郎』。苗字はどうでも良いのですがお名前が実に品のあるお名前です。

この方に、私は偶然にもそれから4年後に会ってんですな。いえ、お話とかしてませんヨ。こっちが見かけただけなんですが…。私が19〜20才の時に通っていた専門学校の近所にあった喫茶店のオーナーをされておられたんですわ。なので、見ただけなんですけどネ。お名前通りに品のある………いや、ちゃんと覚えてませんが、とにかく会ったコトはあるのです。なんの自慢にもならんな…。

で、この佐竹俊郎って方はビレッジ・フォークの時代に『ウッディー・ウー』ってバンドをやってはったそうでして、『今はもうだれも』もレコードを出されております。わたしゃそっちのほうは聴いておりませんが、噂では生ギターだけのバックで歌われててカッコイイんだそうな。機会があったら聴いてみたいモンです。

脱線したので話をアリスに戻しましょう。

谷村と堀内のツインヴォーカルで売ってたアリス。詩の内容的には女性に好まれそうな感じだったのですが、その歌い方が力が入ってて男性にもとっても好まれるバンドでした。今じゃモノマネで笑い者にされてますが、当時は本当にカッコ良かったですヨ。カラオケなんかでもネ、よく野郎ドモがアリス歌ってましたからネ。この歌い方のルーツを辿っていくと、内山田洋とクールファイブに辿り着くんですな。こちらもカラオケでは当時は定番でしたので、ウケるのも間違いないのです。無駄に吠えるように歌う…。これ、ポイントです。

また、アリスの魅力についてなんですが、谷村さんってのはシャンソンとかにかなり影響を受けられた方だそうでして、なるほど作品を聴いてみても近い部分を感じます。一方、ベーヤン(堀内)に関してはカントリーソングの洗礼を受けた人じゃないかと思ったりします。『遠くで汽笛を聞きながら』の曲や、『カリフォルニアに憧れて』とかの曲の感じがそっちですからネ。おそらくカントリーに影響を受けられた人なんだと思います。今は演歌歌ってはりますが…。とにかく、このフランスとアメリカをミックスした雰囲気が、新しかったし日本人には受け入れやすかったのではないか?と思う訳です。

♪今はもうだれも 愛したくないの
 何もかもなくした 今の僕に出来ること

ネ〜、もう人を愛したくないんだって。何もかも無くしたんだって。
これから恋愛してぇ〜な…って思ってた当時の私にこの詩は、とっても大人の雰囲気で、アダルトやな〜〜〜って感じだったのです。