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0031 俺の声 (2004/6/8)
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| 時代はず〜〜〜っと近年になってから、親友の木内の薦めで聴くコトとなった。今日はSIONをテーマに書いてみようと思う。…とその前に、SIONを紹介してくれた木内についてちょっと触れておこう。
この男とは小学校時代からの幼馴染みなのだが、こうなんて言うか協調性を強制して満足するというトコロがあって、つまりは自分が良いと思ったモノは私に薦めて同意を求め、私が気に入ったら悦ぶ…といったモノなんだが…。それは音楽に限らず何だってそうで、例えば食堂に入って違うメニューを頼んだ時でも、自分が注文したメニューが美味しかった時は「美味しいから食ってみ!」、また不味い時も「どんだけ不味いか…ちょっと食ってみ!」ってな具合に、旨かろうが不味かろうが結局私は食わされるのである。さらに、私が注文したメニューが美味しそうに思えた場合も「ちょっと一口もらうで」とつまみ、不味そうな場合も「それホンマに美味しいんけ?」と結局つままれる運命にあるのだ。とにかく、そういう木内が薦めてくれたのがSIONだったので、半ば強引に聴かされたようなモンだった。神戸に遊びに来た時に木内が持っているSIONのCDを全部置いて帰ったのである。 さて、貸してくれたは良いがこのSIONさん。あまりにも独特な歌い方過ぎて、まず私は拒絶反応を起こしてしまった。一応何回かは聴いてはみたモノの、感想は「変わってる」とか、「顔がちょっと加川良に似てる」くらいしか浮かんで来なくて、結局そのまま郵送してまた木内に返したのだった。 で、普通だったらこれで終わってしまうのだけど、それからしばらくするとどうしたコトか?またSIONの唄が聴きたくなっている自分が居たのだ。どうも、あとからジワジワ来るタイプの唄だったみたいだ。それからと言うモノ、テレビにSIONが出ないか?と夜中の音楽クリップをチェックしたり、番組欄をチェックしたりしてSIONの唄を進んで聴こうとする自分になっていた。しかし、私が一番聴きたかった唄『俺の声』は結局テレビでかかるコトは無かったのである。その代わり、SIONの姿はしょっちゅう見るようになった。歌い方も変わってるが、この人のスタイルもまた変わってて、見る度に違うカッコになった。
その後、『夜しか泳げない』ってアルバムを聴き、その中の『12号室』で背中に悪寒を感じてのけ反り、『遊ぼうよ』で私は彼を静かに、そして確実に受け入れるコトが出来たのだった。今回、彼の話を書くにあたりプロフィール等を読んでみたら、私と同い年だったコトに気付いた。同じような音楽を聴いて育って来たんだから、木内や私が彼の唄に共感するのは当たり前で、逆に最初に私が拒絶反応を起こした意味もなんとなく理解出来た。 ♪俺は王様だと思ってた、俺の声で誰もが踊ると思ってた 絵の世界で同じ気持ちを味わっていた私にとって、彼の『俺の声』は胸に確実に突き刺さってくれた。 |