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0033 わかれ-詠訣- (2004/6/22)
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| ふと思い出したので今日はバズって男性デュオの話。この人達のレコードは買って無いので手元には一枚も無いんだが、当時その透明感のある歌声に聞き惚れていた私だったのだ。何せ、自分の声が濁ったような変な声だったので、透明感のある声や良い声の人には憧れたモノだった。このバズもその中の一つである。
スカイラインってクルマがあるじゃん。あのクルマのCMを歌ってたグループなんですな。『ケンとメリーのスカイライン』とか言ってネ、当時はもてはやされたモンですわ。わたしゃクルマにゃ詳しく無いのですが、この唄は大好きだったんですな。でも、バズを最初に知ったのは『はつかり5号』って唄でした。この唄が好きだったコトを人に言うと、たいがい「ああ狩人の?」と振って来る奴が居て…「そりゃ、あずさ2号だろが!」と返すののもお約束となっておりました。 ラジオで初めてこの唄を聞いた時に、情景が浮かんで来て、それから好きになったんですな。唄の中にドラマが浮かぶようなのが当時は多かったのかも知れません。いや、そうじゃないか…。当時は今のようにテレビでビデオクリップが流れたりするコトはありませんでしたので、全てラジオからの音だけであとは頭の中で景色を浮かべながら聴いてましたからネ。なので、与えるほうが全てじゃなく、半分は受取手に委ねられてたように思います。 さて、今回のタイトルにした『わかれ-詠訣-』ですが、これは1975年に発売となってますので、私がまだ15歳の頃に発売されたシングル盤というコトになります。恋人の病室に見舞いに行く彼、そこで彼女の命があとわずかしか無いと知らされる…ってな唄なんですが、こういうのに弱かったんですわ、わたしゃ。もう、号泣ですわ。アイゴ〜〜〜!ですわ(何で韓国語やねん?)。…いや、ホンマは泣きはせんかったんですけど、こんな重いテーマ持ってきよって、卑怯な連中や…と目頭を押さえておった訳です(結局泣いてた)。 私の周りには『死』はとっても無縁なモンでしたので、3年前に親父がおっ死ぬまでの40余年、身近な人間の死を経験したコトが無かったのですな。ある意味、それはとっても幸せなコトだったのですが、こういう唄を聴いてしまうと『死』をテーマになんか書いてみたくなるじゃないですか。ところが周囲の人間は非協力的と申しましょうか、意地汚く生に執着しよる訳ですわ。まったく呆れ果ててしまいます。もしも、あの頃誰か死んでくれていたら今頃素晴らしい作品となって『シュンローの唄』コーナーで埋もれていた筈なのにネ。ホンマ、ままならんモンですわ。 でも、そんな考えも一年後に変わりました。高校で出会ったK下君がまさしく同じ経験をしてたんですわ。足の不自由な彼女の自殺…、そのコトを綴った詩を彼から貰い私は唄にしました。しかし『わかれ-詠訣-』で感じた儚さ淋しさはそこには無く、どうしようもないリアルな痛みしか私には感じませんでした。そのザラっとした感覚は、その詩を見せてくれた時に一緒に見せてもらったK下君の手首の傷とセットで生々しく蘇ってきます。 |