0042 組曲:冬の情景 (2004/9/21)
先週の宇崎竜童つながりで、今回は所ジョージさんです。今や、コメディアンや司会やCMで押しも押されぬ彼ですが、元は唄でデビューしたのでした。現在でも、コマーシャルでギター持って歌ってたりいたしますな。出て来た時から良く解らん唄を歌う方でありました。

何で宇崎竜童つながりなのかと言うと、彼の芸名の名付け親が竜童さんなんですわな。『所沢市から出て来た柳ジョージ』ってコトで、あの名前が付いたそうです。おそらく冗談で付けた名前だったんでしょうけど、ここまで売れてしまうとは竜童さんも思わなかったんじゃないでしょうかネ?ホント出て来た時はそこらのアンちゃんって感じでしたから…。

リーゼントでグラサンをかけて、かなりロックンロークのノリだったんですが、意外に唄は吉田拓郎の流れを組んだフォーク調で、私はけっこう好きな感じでした。また、曲調はフォークなのに、思想的なモノも歌詞には含まれず、も、ど〜〜〜でも良いような題材を選んでいる辺りも、人を喰ってて実に笑わせてもらったモノです。

個人的にはデビュー曲(だと思う)の『組曲:冬の情景』ってのが好きでした。組曲と言ってもクイーンの『ボヘミアン・ラプソディー』みたいな高尚なモンじゃなく、思い付くまま冬の情景を歌った短い唄を一つにまとめたようなので、中には替え歌まで入ってたりする始末。その、ふざけた唄を飄々と歌う様が見てて可笑しくて溜まらんかった訳です。

マルチ・タレントとしての彼の動きも興味をそそるモノがあって、唄以外にも司会やコメディアンは皆さんご存知でしょうが、一時期は少年サンデーだったか?に、マンガの連載までしておられました。内容はナンセンスモノで、あまり気を衒わなかったからか、忙しくなったからか、しばらくしたら終わってましたが…。とにかく、色んな面で才能を見せてくれる人です。

あと、コミックソングを歌う人はその後、嘉門達夫やはなわなど出て来てますが、その殆どは企画モノであり、それはそれで面白いのですが、所ジョージに関しては即興に優れてまして、即興に関してはピカイチでは無いかと思う次第です。

なお、最後に彼の唄で他に好きなのを書いておきます。『春二番』ってのがありまして、これはキャンディーズのヒット曲『春一番』をもじって作られたタイトルだと思うのですが、唄の中に出て来る『小池さん』ってのが実に一般庶民の良い味を出してて好きでした。この小池さんは所さんの他の唄にもチョコチョコ出て来るのですが、毎回淋しい目にあっております。

今はあんなに有名になってしまった所さんですが、初期のアンちゃんだった頃の作品は、かなり良いモンがありました。