0050 だれかが風の中で (2004/11/30)
結局ネ、やっぱ歌がベラボ〜〜〜に上手い人とか、声がベラボ〜〜〜に良い人とか、ギターがベラボ〜〜〜に上手い人とかってのは、それだけでインパクとあるし、それだけで感動しちゃうモンを持ってんですわ。1971年、私がまだ小学5年生(うちの子供達と同じ歳だな)の時に、その男はいきなり出て来て、その力強い歌唱力で印象付けてしまいました。
今回は上條恒彦さんをテーマに書いていこうと思います。

♪乾いたぁ〜空を〜〜〜
 見上げて〜いるのは〜〜〜誰だ〜〜〜

ネ〜、凄いんだわ、声が。「誰だ〜?」と言われて思わず、「誰やろ?」って考え込んでしまいますわな。ご存知『出発の歌』ですわ。『出発』と書いて『たびだち』って読むんですな。今風に読むと『デッパツ』になるんですかネ?そうは読みませんが…。サブタイトルが『失われた時を求めて』だったかな?なんか発掘してる考古学者みたいなサブタイトルですな。作詞は六文銭の及川恒平さん、『面影橋』の人です。んで、作曲は大御所小室等さんです。

哲学的な歌詞が続き、何のコトやろ?と聞いていると、いきなり銀河の向うへ飛んで行かされちゃう辺りが良く解らん作りの歌でした。そんな遠くまで飛ばさんでもエエやないの、せめて中国辺りで勘弁してぇ〜な…とか思いながら聴いてた記憶があります。

さて、今回のタイトルにさせていただいた『だれかが風の中で』ですが、古くは『木枯らし紋次郎』の主題歌でして、最近ではトヨタのCMで使われておりました。私の世代ではこっちの唄のほうが馴染みがある唄かも知れません。なんせ中村敦夫扮する『木枯らし紋次郎』は当時のヒーローでしたからネ。

マタタビモンなんだわ。マタタビって言ってもネコがフニャ〜ってなるアレじゃないですヨ。昔のヤクザドラマですわ。こうカッパからげて三度笠姿、口には長ぁ〜〜〜い楊子をくわえてるんですわ。んで、台詞がまた良いんですわ。

「あっしにゃ〜、関わりのねぇ〜コトでござんす。」

「ザンス」ですからネ。語尾に「ザンス」つけてんのなんか『おそ松くん』に出て来るイヤミか、どっかのドラマに出て来る金持ち有閑マダムくらいでしたからネ。その「ザンス」を語尾に付けつつ、関わらないと言いながらもいっぱい関わっちゃうドラマでしたな。この「あっしにゃ〜、関わりのねぇ〜コトでござんす」は流行語大賞も取っちゃったくらい流行ったのでした。

♪どぉ〜こかでぇ〜〜〜 だぁ〜〜〜れかが〜〜〜
 きぃ〜っとまぁ〜って〜〜〜 いてくれる〜〜〜

ネ〜、ちょっとおセンチな詩でなかなか良いですネ〜。曲もジャンジャカジャンジャカ…と迫り来る感じで、西部劇みたいでカッコエエんですわ。こういう壮大な感じの唄って最近無いですネ。たまにはこういう唄が出て来てくれると嬉しいんですが…。今のJ-ポップとは全然違うモンだし、こういう唄はもう生まれないのかも知れませんな。

さて、上條恒彦さんについてですが、現在は役者さんとして活躍されております。舞台ではかなり有名な方なんじゃないかな?私は舞台とか見ないので解りませんが、あの良い咽も舞台のほうで今は披露しているのかも知れません。

あと、全然関係ないんですが、私の妹がまだ幼い頃よく夢にうなされて泣きながら起きてたんですが、なんか毎回夢の中に上条恒彦が出て来て、ず〜〜〜っと追いかけて来る夢だったそうです。なので、上条さんを思い出すと、私は妹の夢のコトを同時に思い出してしまいます。

「あんな奴、銀河の向うへ飛んでいってしまえばエエねん…。」

そんなコトを幼い頃の妹が言ってたのを思い出します。