最初が肝心

デッサン等と違って寸法を測って正確に描かず、
最初に見た時の印象を描くコトに力を注ぐのが
似顔絵と思っている。
だから最初にかなり近いモノが描けないと、
その後かなり苦労するコトになる。
顔のつくり等、多少違っててもお構い無しだ。
似ていれば良いのである。

写真も適当にしか見ずに描いている。
見る時は細かいチェックの時くらいで、
あとは見ないで勝手に描くのだ。

顔には法則のようなモノがある。
こんな目にはこんな眉毛、
こんな鼻にはこんな口…。
その法則に従って描くほうが形になるのである。
ところがその法則に反する『つくり』が
どんな顔にもあって、その辺が個性にもなる。
だから、その法則に逆らったつくりを逸早く見
つけるのも似せる為の糸口だ。

しかし、そうそう毎回上手く行くモンではない。
当然似て無いのを描いてしまう時もある。
そうなると、
今度は何処がどう似て無いのか解らなくなり、
もうドンドン似て無くなって来る。
書き慣れない漢字を書いている時に
「あれ?こんな字だったっけ?」
って解らなくなるのと同じようなモンだ。

そんな時は写真とのにらめっこが始まるのである。
そしてそれは…まさに描き手にとっては地獄だ。

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