週記『遊星からの物体X』


サスペンスに続き、今回はSF映画を紹介しましょう。って言っても、この映画はマニアの間でも有名な作品なので、知ってる人は大好きな映画ではなかろうか?頭からカニのような足が生えて走る化け物は漫画等でもパロディーされまくったモンネ。因に私もその大好きな人の中の一人なんだけど、この映画を見た時の衝撃はその他のSFXの中で群を抜いて素晴らしかった。

この映画は1982年の作品だが、実は1951年に『遊星よりの物体X』ってのがあった。この映画のリメイクのように言われているがまったくの別物で、実は『遊星からの物体X』のほうが原作に忠実に制作されている。私は『遊星よりの…』のほうも見たが、人間がかぶりものしたチャチな怪物が一匹出て来るだけのモノだったし、ストーリーも全然違う映画だった。

アメリカ南極観測基地に一匹の犬がノルウェー人に追われて来るトコロから始まるんだが、追って来たノルェー人が狂ったように銃を撃ちまくるのである。流れ弾に当たるアメリカの隊員。とうとうノルウェー人達は銃撃戦で殺されてしまう。ノルウェーの基地で何が起きたのか?ヘリを飛ばして3人の隊員が調べに行くと基地は破壊され、誰一人生きている人は居なかった。しかし、焼けただれた奇妙な生き物の死骸を発見し持ち帰るのだった。

その夜、取りあえず逃げて来た犬を犬小屋に入れた後、恐ろしいコトが起こる。逃げて来た犬の顔が4つに割れ中からグロテスクな化け物が現れたのである。逃げ回る犬達。隊員が駆け付けやっつけようとするのだが化け物は逃げてしまう。そしてノルウェー基地から持ち帰った死骸までもが…。

今でこそCGが発達しリアルな変身のシーンなどが簡単に作られるようになったが、この映画が出来た頃はまだCDは無く、全てが手作りで作られている。しかし、CGよりもリアルであり、CGよりも気持ちが悪く生きている。

主演はカート・ラッセル。監督はジョン・カーペンター。男しか出て来ないという全く色気の無い映画だが、これを見ないでSFは語れない!