週記『フォレスト・ガンプ/一期一会』


トム・ハンクスさんの映画ってのは、初期の頃のはかなりコミカルで良かったんだけど、最近のは日本で言うトコロの芸術作品めいたのが増えて来てて、正直あんまり好きでは無い。「どうだ、凄いだろう!良い話だろう!?」って恩着せがましい声が聞こえて来るようで嫌なのである。そんな作品ばかりを撮ってる時期にこの作品が出たので驚いた。それが今回のテーマ『フォレスト・ガンプ/一期一会』である。

この映画の売りは昔の実際の映像にトム・ハンクスを被せて、いかにも主人公がその時代にその場所に実在したかのように見せているSFXの技術である。まるでドキュメントを見ているような錯角に陥るのである。また、その見せ方も面白可笑しく見せているトコロが良い。これぞ映画でしか味わえない楽しさだ。

ストーリーは知能の劣っている男の話である。さらに彼は子供の頃足も悪かったのだが、ある日を境に足が治り、それどころか走りの速い少年に変わって行く。この足のお陰でフットボールの選手になり大学まで進むコトになるし、ベトナム戦争にもとられるが、この足で大活躍してしまうのだ。

まさに劣等生だった彼は、無欲のままドンドン色々なモノを手に入れて行くのだ。しかし、彼が手に入れられないモノがあった。それは幼い頃から好きだった同級生のジェニーである。彼女は歌手を夢見る少女だったが、やがてヒッピーの仲間と落ちて行き、麻薬にまでも手を出してしまっていた。まるで、フォレストとは正反対の道を行く彼女。

しかし、ようやく二人は一結ばれるコトとなった。幸せをやっと手に入れたフォレストだったが、ジェニーはそのまま姿を消してしまった。そして、数年の月日が経ちフォレストはジェニーに会いに行くのだが…。

制作は1994年。監督は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』シリーズや『永久に美しく』のロバート・ゼメキス。第67回アカデミー賞の作品賞ならびに第52回ゴールデングローブ賞のドラマ部門作品賞を受賞した、かなり変わったヒューマン.ストーリーである。

これぞ映画だ!