| 週記『レナードの朝』
実話を元に描かれた映画は数々あるが、やはり実話だけに奇抜な話にはならない。しかし出演がロバート・デ・ニーロとロビン・ウィリアムズのような名優となれば話は別、面白くならない筈が無い!今回はある病院を舞台に、奇跡的な実話を元に制作された映画『レナードの朝』をご紹介しよう。 レナードは嗜眠性脳炎(しみんせいのうえん)によって30年間半昏睡状態であった。彼が発病したのが小学生の頃だったので、その後ずっと眠ってるようなモノである。昏睡状態でも年々成長するので、頭脳は子供のままだが、身体は立派な大人なのである。 医師セイヤーはレナードに新薬を投与。これがまた効果があって患者達は次々と深い眠りから覚めるのだ。何十年間も眠り続けてた患者達が目を覚まし、起きて普通に動き回り、話も出来るようになった。患者達は戸惑いながらも状況を徐々に把握して行く、医師セイヤーも新薬の成功に喜び、全てが上手くいったように見えた。 しかし、この薬の効果は一時的なモノで、徐々に身体が言うコトをきかなくなって来る…。やっと動けるようになったのに、これから失った過去を取り戻そうと思ってたトコロだったのに…。レナードはセイヤー医師に自分の症状をもっとビデオに納めて、今後の研究も役立ててくださいと言うのだった。 尚、この嗜眠性脳炎は脳炎の一つで、第一次世界大戦の終わりに現れ、1920年代に世界中に流行し、百万人以上の人命を奪った病気なんだそうな。1928年に原因が突き止められないまま突然おさまったが、その後数年か数十年のうちに特発的に再び現れる…実に奇妙な病気だそうだ。 監督は元女優でもあったペニー・マーシャル。嗜眠性脳炎の患者役に『ゴッドファーザーPART2』『タクシードライバー』『ディア・ハンター』の名優ロバート・デ・ニーロ。医師セイヤー役に、『ガープの世界』『ミセス・ダウト』『アンドリューNDR114』等で人間ドラマもコミカルな役もこなすロビン・ウィリアムズ。1990年の実話を元にしたアメリカ映画です。 |