| 週記『西太后』
実話に基づく映画が続きますが、今回は中国のおっかないおばちゃんの話…『西太后(せいたいごう)』です。『ラスト・エンペーラー』でも触れましたが、清末期の権力者です。西太后と呼ぶのは正式ではなく、正しくは『孝欽慈禧端佑康頤昭豫荘誠寿恭欽献崇煕配天興聖顕皇后』と呼ぶのだそうだが…読めません。 西太后は清の咸豊帝(かんぽうてい)の第三婦人で、第一婦人は『東太后』。18才で声と容姿が美しいコトから王妃となるが、歳食ってからの写真しか残って無いので良く解らない。子供産むコトで第二婦人に昇進し、次第に帝を取り込むようになり発言力も強めて行った。 咸豊帝亡き後、息子を同治帝として即位させ、自も東太后と共に政治を行うようになる。この辺からが西太后の本領発揮なんだわな。も、己の為に好き勝手に権力をふりかざす悪魔のような女になって行く。 好き勝手にやってたのは政治の世界だけではない。気に食わない側近(かつて咸豊帝に使えてた女性)の手足を切断しダルマの様にし、身体を大きな壺の中に入れて、食事を与えて殺さずに生き地獄を味わわせたりしたそうな。これもひとりやふたりではない。 息子も妃を迎えるが、気に食わないので身ごもってたのに殺してしまうし、息子も刃向かうので檻に入れて腐ったメシを死ぬまで食わせつづけた。死因は梅毒だったとも言われてるが、介護もせずに見殺しにしたのは同じである。 その後、西太后の妹の息子を光緒帝として即位させ、再度東太后と共に垂簾聴政を行い、権力の中枢に居続けたが、1881年。健康体だった筈の東太后が原因不明の死を遂げる(45歳)。西太后はその後さらに好き放題!一説には東太后は西太后に殺されたのではないか?という説もある。 なんか西太后の説明で終ってしまったが、とにかくエゲつない映画である。女性が権力を握ったらロクなコトにならんな…と実感する話である。女であるが故、この物語はそこらのヤクザ映画よりも残忍で陰湿である。そういうの好きな人は是非ご覧いただきたい。今はDVDボックスも発売されてるそうです。 監督はリー・ハンシャン。西太后役に リュウ・シャオ・チャン。1985年の中国映画です。 |