緊急企画 防音ブースを作ろう!

まずは基本的知識と計画から

 

最近コンデンサーマイク(普通のマイクより些細なノイズも拾ってしまう)を購入したことで

いつでもヴォーカル録音ができる環境が切実にほしくなったので思い切ってブースを自作しようという結論に至りました。

市販の防音ブースは一畳に満たないものが40万円という高額です。

只のフリーター、しかも借金王(シャッキング)の私に手が出せるシロモノではありません。

まず手始めにネットで情報収集。

結構いろんなサイトで自作奮闘記が掲載されておりとても参考になりました。

とりあえず今回作るものは縦2600×横850×高さ2000という結構な大きさのものです。

あまり狭いとかなりしっかり吸音しないと、狭いトコロで歌いました感のあるリバーブが乗ってしまい、

とても本チャンのレコーディングで使えなくなってしまいます。

まぁこのサイズでもとても十分な広さとはいえませんが。

少し前に狭い部屋でレコーディングした時、かなりどうしようもないテイクが取れてしまったのにはかなりこりました。

 

今回の一番の目的は遮音です。

一般的には音を外に出さないのが防音。外から来るノイズをシャットアウトするのが遮音ということになっているようである。

(資料を路名漁った結果厳密に言えば同義らしいのだが便宜上分けられているといった感じを受けた。真相は?)

(サウンドデザイナーでは逆の説明になっていたし???)

ちなみに吸音とは文字通り音を吸収し空間内の音の反射を整える効果です(たぶん)。

自宅は結構庭が広く交通量が多い道路に面している為、今まで近所からの苦情などは一度もありません。

昔ドラムセットを持ち込んでバンド練習をしたことがありますが苦情はなかったです。

(さすがにこれは長い間続けてたら文句を言われたかも?)

とんでもない真夜中にヴォーカル録音をする気もありませんので外に漏れる音に関してはさほど気にしていません。

結果的に遮音がしっかりできれば防音に関してもなんらかの効果があるだろうという希望的観測です。

問題は外来音をどうするか。

先ほども少し触れましたが自宅前の国道はかなり交通量も多いですしダンプ等の大型車も頻繁に通行します。

また自宅南側にチェーン展開をしている大型ラーメン屋もでき混雑時にはご丁寧に交通誘導員が大きな声で誘導してくれる。

(最近はいないです。良かった。)

 

また階下での騒音もコンデンサーマイクを使うとなると結構気になるものです。

家には祖母がおり、ほとんど外出もしないでテレビ三昧です(爆)。

上記のような状況でなんらかの対策をしなければヴォーカル録音はかなり厳しいです。

 

情報収集によって遮音性能は石膏ボードが高いということが判明しました。

基本的に密度が高く質量が重いものの方が遮音に優れているようです。

(軽い石膏ボードより、分厚くて重い木の板の方が遮音にはいいでしょう。とにかく重量が重要。)

DIYショップ、ホームセンターに行くと一枚240円くらいから売ってます。

本当は厚いものを買った方がいいが今回は9mmのものを使用しました。(240円)

理由は僕の部屋は増築された二階にあるため、あまり重いものを設置できないからです。

また換気扇も付けることにしました。

小さめのものを秋葉原で買ってきてもらいました。ファンの専門店があるらしいです。

吸気用と排気用二個で9500円ほどでした。

床に関してはスタイロフォームの上にコンパネを置き絨毯という簡単な構造を採用しました。

その際コンパネを柱から少し浮かせる。簡易フローティング構造?である。よって釘等で打ち付けていないです。

天井はどこまで重さに耐えられるか不安なので石膏ボード一枚。

壁は内壁がある部分に関しては内壁→グラスウール→石膏ボードという構造です。

本当はコンパネも併用したかったんですが、重さに対する不安から今回は断念しました。

遮音シートもシートという名称からは想像できないほど重いので断念。

(その後導入も考えましたが今のところは使ってません。)

ここら辺を全部使うまたは石膏ボードを二重にする等の対策で大分遮音性は(防音性も)上がると思います)。

ブースの手前側はもともと壁のない部分なので石膏ボード→グラスウール→石膏ボードという構造にしました。

 

ドアはコンパネとスタイロフォームを貼り合わせたもの。

柱とドアの隙間にスタイロフォームがはまる感じです。

蝶番とネジは購入。

ドアを固定する金具は親父にもらいました(写真のせます)。

名称がわからないんですが、固定力はマグネットなどよりも高くていい感じです。

柱と柱を組むのにはL字金具と木ネジを主に使用。ドリルがあると作業も早いです。

DIYショップでレンタルもしてくれたりします。

計画が二転三転しましたがなんとか図面も作成しました。(超適当な図面です。公開不可。)

材質や構造はネットで調べたものがかなり参考になりましたが、僕の調べた限り

このくらい大きなブースは見つけられませんでした。(部屋そのものの防音例なら探すと見つかります。)

今回のこのブース。

高さが1800以上というのは面倒です。コンパネ、石膏ボード、スタイロフォームどれも一番長い辺が1800(もしくは1820)なのです。

高さが足りないので高さにたいしてボードを二枚使うことになり、

それによって1800付近に横方向にもう一本柱を入れることになってしまいました。

(ボードを打ちつけるためです。)

でも天井の高さはかなり重要だと思います。

 

で、材料費です。

これは最終的にかかった出費である。

柱用木材(横方向に後から入れた柱が3984円) 9248円
グラスウール 3800円
石膏ボード (240円×13枚) 3120円
スタイロフォーム(ドア、床用に4枚 単価680円) 2720円
コンパネ(ドア、床用に3枚 単価845円) 2535円
L字金具(足りなくて買い足したがあまった) 2926円
断熱材カッター(はっきり言っていらない) 1380円
換気扇 9500円
絨毯(パンチカーペット) 1664円
ゴム 3468円
その他 約20000円
   
約60000円

思った以上の出費である。節約できそうなのは実はその他の部分です。

コーキング材(シリコン)が一個、木ねじ類もかなり余ってしまいました。

その他の中でかなりの部分を占めているのが強力両面テープです。

タッカーをうまく使うことで節約できるかもしれません。

グラスウールを切断した後の袋の空いた所を止めるガムテにもかなりお金を使ってます。

壁に埋めてしまうので大丈夫だったのかもしれませんがガラス繊維ということで神経質にやってます。

 

断熱材カッターはいりません。普通のカッター(少し大きめ)があれば十分です。

スタイロフォームを切るのが少し早くなるくらい。

パンチカーペットもいらない絨毯があればそれを利用すればいいかも。

計画をかなり綿密にすればL字や木ネジなどへの出費も抑えられるでしょう。

とにかく最初の計画が大事だと思いました。

できるだけ精密な図面があるといいと思います。

 

まだ作業をしていない部分に内装、外装がある。

中は知り合いのラーメン屋(おいしい)からもらった卵パックと余ったグラスウールを布で包んだものを使う予定。

外装はペンキを塗ろうかと思っていますが今回の製作で精魂&金が尽きてしまったのでまたその内。

(内装は天井に卵パックを一面に貼り付けました。壁はとりあえず布やら毛布やらで応急処置。見た目も考えてフェルトを買う予定。)

実際の作業は僕とKya星人そして僕の親父が施工しました。

Kya星人は手先が器用な上に自作大好き。

親父も工業高校出身で工場を自営、今まで数々の私の家のものを自作してきたつわもの。

僕が一番役立たずであまり仕事をしてません。

彼等がいなかったら今回完成することはありませんでした。

この場を借りてありがとう。

 

まだ性能のチェックは厳密にやっていないので追って紹介します。

それでは次回からは実際に作業工程を写真入りで公開します。

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